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1/13/2025

宇宙飛行士,キツネ,天狗,狼,バラ,レタリング,時計,星座,クラゲ

あけましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いします。


正月休みで準備が出来ず、ブログ1週間休ませて頂きました。

そのかわり今年一発目のブログはいつもの倍の時間をかけて書かせて頂きました。


今年一発目はアートの講義、第二弾です。

前回アールヌーヴォーについての講義はこちら



昨年10月、美術館でやってたキース・ヘリング展に行ってきました。

館内はほぼ写真OKだったので、ブログネタに撮ってきました。



僕が強く影響を受けたアーティストの1人でもあり、とても身近に感じる人でもある人。

キース・ヘリング(1958ー1990)です。

80年代に活躍したポップアーティスト、ストリートアートの先駆者です。



名前を知らない方でも作品は見たことあるかと。

ユニクロとかもデザインTシャツ出してましたし、Kポップアイドルがキースのハートのデザインをタトゥーで入れて、ファンの間でも流行りました。

僕も数人の方に彫りましたが、キースのことは知らないようでした。



長文が苦手なので、 貼ってあった説明文を撮ってきたので読んでください。

要は地下鉄の掲示板にチョークで描いた絵をいつも貼ってたんですよ。

それで有名になっていった人なんです。



これが実際の作品だそうです。

最初から一貫して人間の一筆書き風のイラストを描いてたんですね。



そうやって有名になっていったキースのことを、もう少し深掘りします。

彼はゲイで、31歳って若さで当時は治せなかったエイズで亡くなっています。


キース・ヘリング展は栄の松坂屋美術館でやってて、スタジオから歩いて行きました。

途中、友達のカフェの前を通り、1、2年会って無かったのでついでにちょっと寄っていきました。

因みにその友達もゲイ。(マチコじゃ無いよ)

「今からキース・ヘリング展に行くよ」と言うと、彼はもう観てきたそうで、写真は1枚だけ撮ったそうです。

それは絵じゃなくて貼ってあったキースの言葉だそうです。

その言葉が心に響いてつい撮ったそうです。



それがこの言葉です。

同じ辛い経験をしてるからこそ響いたんでしょうね。

なんとなくしかわからないけど、本当の自分を隠して生きる若者の辛さや葛藤を感じます。


キースのポップなアートはそれまでに無い斬新さが10代の僕にも刺さりました。

イラストに込められたメッセージはあまりわかりませんでした。

いきなり出てきた斬新な画風でしたが、今見るとルーツがなんとなくわかります。

左端のイラストはピカソの「泣く女」に似てます。

20世紀初頭に、それまでの遠近感のある絵画から、ピカソらが始めた「キュビズム」っていう平面的なスタイルが流行ります。

キースはその流れを受け継いでいるんだなってわかります。

同世代ではアンディ・ウォーホールやバスキアなどが有名です。



80年代のニューヨークで、「パラダイス・ガラージ」ってクラブが出来て、ハウスミージッックが流行り、最先端をいってるアーティスト達がそこで交流してました。

キースもそこの常連でした。


当時の写真も展示してありました、

真ん中で陶酔して踊るキースが写ってます。

同じ時代、若い僕はクラブ、ハススミュージック、DJに憧れ、その道を辿りました。



展覧会からちょっと外れますが、忘れられないお客さんがいます。

11年前の写真です。(ちょっと僕も若い。。)

左の方は当時ニューヨーク在住で、DJもしていて、パラダイス・ガラージの常連でした。

つまり、キースの知り合いです!

後ろのTシャツはタバコのCMキャラをしてた同じく常連のモデルさんの写真にキースが背景を描いたという、世間に出回って無いイラストがプリントされたもの。

同じくエイズで亡くなったモデルさんの追悼に作られたTシャツで、仲間だけに配られたものだそうです。

そんなお宝を持ってきてタトゥーにして欲しいと依頼されました。

わざわざ和歌山県から来てくれました。DJ繋がりで僕を知ったそうです。

そんな日に僕が来てきたTシャツもそこまでじゃ無いけどレアなキースが写ってるものです。




この説明文を読むと、聞いてた音楽も僕と一緒。

先輩って呼びたくなります。



有名になったキースは色々な仕事がくる様になり、アルバムジャケットも手掛けてます。

展示してあった6枚の中で左下のものは僕も持っています。

最先端を走っていたマルコム・マクラーレンの「SKRATCHIN」です。

僕の記憶では最初にポップスでスクラッチ音を取り入れた人です。

その人のことも深く話したいんですが我慢。。



そうなんです、ポップな画風なのにメッセージ性が強いんです。

バンクシーも彼の影響が強いと思います。



彼の作品はシンプルで可愛いイラストが特徴です。

なんとなく描いているのでは無く、そこにメッセージがあります。

意味を持たせたデザインには力があります。



この部屋ではストーリー性のある漫画みたいな作品が展示してありました。

セリフや説明はありません。



庶民のアートを目指してたキースは、誰かみたいにオークションで何億って値を付けられることもなく、活動してました。

僕もアートが好きでしたが大衆的なアートとして、皆さんの身体をキャンバスにしてるので、より共感します。



キースは日本も好きで、ショップをオープンしたり、名古屋でも茶碗にイラストを絵付けしたりしたんですよ。

広島でも広島平和プロジェクトにも参加されました。



そんなリスペクトするアーティストの展覧会は、やっぱ行かないとまずいなと思い行きましたが、改めて感銘を受けました。

そして最後に僕の心に一番響いた言葉で締めくくりたいと思います。



また気が向いたらアートの講義をさせて頂きますね。


タトゥー


宇宙飛行士、タトゥー

宇宙飛行士です。

飛び込みの常連さんで、ふくらはぎに入れました。

こんなポップアートもたまに描きますが、結構好きです。

ありがとうございました。


狐面、タトゥー

キツネ面、続きです。

イケメンなキツネを目指したデザインです。

赤色が入りました。

天狗面、タトゥー

裏側の天狗面も未完成で、こちらも進めました。

ありがとうございました。


オオカミ、タトゥー、wolftattoo

オオカミ、完成しました。

トライバルを入れ込んだデザインです。



よくやる事ですが、オオカミとかライオンとか、顔がメインで身体は無い方が迫力も出ていい場合が多いです。

前足だけ足しました。

この方の左腕のカラスも同じ理由で、顔と翼と足しか無いデザインでした。



内側のバラも完成しました。

イバラをイメージしたトライバルを入れました。

ありがとうございました。



数年振りに来られた方でレタリング、スタートです。

このサイズで飛び込みだったので、描けるのかちょっとビビったけど、シンプルなデザインを希望されてたのですぐ描けました。

文字の外側にボカシが入る予定です。

ありがとうございました。


時計、タトゥー

時計です。

ちょっと忘れちゃったけど、時間に意味を持たせてるかも。。


タトゥー

こちらもトライバルの様な背景を入れてます。

丸いモチーフって、意外とバランス悪いのでその背景でバランスを整えています。



その隣には蟹座を入れました。

下に元々入ってたものと、今回の2つの配置、バランス、サイズ等、相談の上こうなりました。

ありがとうございました。



クラゲ、スタートです。

肘に洋梨とギロチンのタトゥー入れた方です。



これもそんなに難しいデザインでは無く、飛び込みでしたがバランスに気を使いました。

ありがとうございました。


おまけ



昨年秋頃、自宅の前の家が解体されたんです。

右にある建物はウチの車庫でかなり古いものです。

親戚でもあった前の家主はその車庫とピッタリくっ付けてプレハブも建てられてました。

プレハブが増設されたのは30年くらい前のことでした。

解体によって30年振りに車庫の壁が姿を現したんです。


なんとそこにはキースの人間のデザインが描かれてました!

昔キースの絵を知った僕が、いてもたってもいられなくなりスプレーでなぐり描きしたものでした。

(なぜか怒られませんでした。。)

そして今は綺麗な壁に張替えられ、奇しくもキース展に行った直後、数日間だけお目見えしたんです。

キースが亡くなって35年も経った今、なんでこんな事が起こるんだろうか。。


9/17/2023

レタリング,鯉,睡蓮,龍,文字,メデューサ,ライオン,時計,ガネーシャ

なかなか涼しくならないですねえ。。。

今日は祭日なんですが、普通に休みました。

1週間に1日は休むようにしてるんです。

それでは今日もスタート!



少し前のブログでも紹介した、お友達がオープンさせたお店「24ピラーズ」に今度は夜に行ってきました。

ディナーメニューなんかを紹介します。


クラフトビール。

メニューに無くて、冷蔵ケースから選んでって言われ、適当に選んでみました。

 

バケットと、、、何だっけ? 野菜とかの炒め物。。

基本、メニューにはあまり載ってなくて、黒板に書いてあった中から選んでました。

どこかのフランス料理店で修行されたシェフが作ってます。



サラダ。

あまり普段食べない野菜がありがたいです。



この日もオーナーが居て、色々と親切にしてくれました。

ずっとワイングラス持ってて、そのまま接客もしてて、お客さんに店員さんってわからなかったって言われてました。。



ソーセージと奥はほぼ食べ終えてるチーズの盛り合わせ。

チーズが高級なのばっかりで美味しいです。

この店の料理は少ない量なので色々と頼めて、嬉しいです。



これも食べかけのステーキ。

普段撮り慣れて無いから、撮るの忘れちゃうんですよね。。



この日は向こうの方でイベントやってて、なにやら人で溢れてます。

何人もDJが交代で曲をかけてました。

トリはトータライズのハヤッセンでした。

トータライズは名古屋のレゲエシーンでは有名な、DJクルー。

レゲエの枠に収まらず、色んな曲をかけてましたが、いい曲ばかりでした。



真ん中がハヤッセン。

久しぶりに再会しました。

来週から「メキシコツアーに行ってくる」って言ってて、世界で活躍されてます。

この3人は同じレコード屋で働いてた事がある仲なんです。

楽しい夜でした。


タトゥー



レタリング、スタートです。

全体が見えないほど大きいです。

気になる上から見えてるタトゥーは梵字です。



タトゥーで人気のフレーズ「No Pain No Gain」です。

「痛み無くして得るもの無し」って事ですね。

痛い思いしてタトゥーを入れる人には親近感のある言葉です。

人生でも毎日コツコツ働く事(我慢)が大事ですよね。

ありがとうございました。


鯉、睡蓮、タトゥー

鯉と睡蓮、完成しました。

こられない時期もあったりして、1年くらいかかりました。


鯉、睡蓮、タトゥー

和彫りの背景は大きく分けて2つ、雲を入れた空と波を入れた水面。

鯉に合わせた水面の背景でした。そして水面に合わせて睡蓮にしました。

その水面を和彫りらしからぬ、立体的に捉えて描いたデザインでした。

ありがとうございました。



龍のタッチアップと背景追加の方。続きです。

肩周りの背景を入れました。



胸の龍も途中なのかと思ったほど薄く入ってたのを濃くしてます。

顔も直したかったんですが、大きく変えることは困難ですが、龍に見える様にしたいと思います。

ありがとうございました。


アラビア文字で文章です。

なんて書かれてるのかはわかりません。

持込みデザインをアレンジさせて頂きました。

ありがとうございました。


メデューサ、タトゥー

メデューサ 、続きです。

胸の方と繋がる背景も進めました。

それによってデザインが大きくなり、さらに迫力が出ました。

ありがとうございました。



龍の直しの方、ハイペースで来られてます。

ハイペースなので、左右交互に進めています。

今回は右肩周りと左腕の肘の背景を進めました。

ありがとうございました。


ライオン、タトゥー

ライオン、スタートです。

背中の上下にトライバルが入ってて、その隙間埋めです。

トライバルに合うように、トライバルっぽい形にデザインしました。

ありがとうございました。



飛込みの方、時計です。

下にある星と文字は元々入っていたもので、その背景も足していく予定です。



前回登場した、チカーノ系ガールを入れた方でした。

それと繋げています。

ありがとうございました。


ガネーシャ、タトゥー

ガネーシャです。

飛込みで、簡単なガネーシャって頼まれました。ちょっとトラッド風にしました。

胸にヘビ入れて、肩に蜘蛛の巣入れた方で、その後ろ側の隙間が気になったみたいです。


ガネーシャ、タトゥー

ナマズとか、いつも面白いオーダーをしてくださるこの方は5年前にもガネーシャ入れてるんです。
なんでまた?って思っちゃいますが、計り知れない方なので。。

5年前のガネーシャ、まじめに描いてます。今の方がシンプルだけど個性があって自分なりに成長してるなあと思います。

今回のも気に入ってくれて「ガネーシャいいなあ。。いろんなガネーシャを入れていこうかなあ。。」って言われ、「やめて、描くの大変なんだから」と答えちゃいました。

ありがとうございました。



スペイン語で文字です。

女性では珍しいし、最近はほとんど選ばれることの無い、オールドイングリッシュって字体です。

まだ学生さんでファーストタトゥーでした。

ありがとうございました。


おまけ


DJ復活シリーズです。

復活しました!上の24ピラーズさんでこっそりやってきました。

柱が24本って意味の店名で、柱に番号が書いてあるんですが、必然的に僕の後ろは8です。



DJって言っても、カフェの営業中にBGMを流すだけです。誰も踊ってません。。

久しぶりなんで目の前に人がいないのは、プレッシャーが無くて良かったです。

お酒飲みながら楽しくプレイできました。

ガランと広い空間の中心にいますが、酒に囲まれててバーテンにしか見えないし。。



昔僕のDJプレイを聞いた事があるという、数少ない方の一人がここのオーナーでした。

目の前で酒を飲みながら聴いてて、とても喜んでくれました。

いろんなDJが来るけど一番選曲が好きだと言ってくれてました。

この日はたまたま大阪のジャパレゲのレーベルの社長が遊びに来てて、「素晴らしい選曲でした」って社交辞令でもありがたい言葉ももらいました。

この日の選曲はハウスとダウンテンポでしっとり、美しいボーカル物でした。


まだ家のレコード整理が山ほどあって、続けていきますし、余裕があれば毎月ここでプレイしようと思ってます。

このお店はビールやワインはあるのにカクテルが無いんです。

オーナー君は元バーテンダーでもある僕にそれもやってよ、とずうずうしい事言ってましたが、それはそれで楽しそうと思ってしまう僕でした。。