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7/06/2026

カラス,弾痕,ホルスの目,コウモリ,ホクロ,カエル,ペンギン,美人画,軍鶏,バク

今回のブログネタは、永久保存版ってくらい思い入れのあるものです 。

熱い気持ちで書いております。

いつもは冷めてる訳じゃないけど。。。



僕の家から近い、岐阜県鵜沼市にある「成田山 貞照寺(ていしょうじ)」、別名「金剛山桃光院貞照寺」に行ってきました。

実は行ったのは昨年の11月。ブログ書くのに時間がかかりそうで、時間がある時にって思ってたら今になっちゃいました。

以前のブログでもここは紹介していますが、僕が以前は知らなかった内容も紹介させて頂きます。





ここはお気に入りの場所で、静かな山間にあり、建築的にも素晴らしいところなんです。

このお寺は1933年(昭和8年)に健立されました。

ここは日本最初の女優、川上貞奴(さだやっこ)さんが個人の私財で建てたところなんです。



その貞奴さんの生涯を紹介します。

1871年(明治4年)に東京、日本橋で生まれます。

質屋を営む小山家の十二女として誕生(本名:小山貞)。実家の没落により、幼くして芳町の芸妓置屋「浜田屋」の養女となります。

芸妓さんの道へ進みます。

その後、類まれな美貌と日本舞踊の名手として一躍トップ芸妓へ。

当時の総理大臣など、政財界の超大物たちから、大いにひいきにされてました。

しかし、1894年、役者と結婚しちゃいます。

「オッペケペー節」で一世を風靡していた書生芝居の興行師・川上音二郎と結婚。破天荒な音二郎を陰で支え、多額の借金返済にも奔走します。




貞照寺に戻ります。

写真は本堂の周囲を囲む8面の「堂羽目板(どうはめいた)」と呼ばれる木彫りレリーフの1つです。

8枚のレリーフは貞奴がその波乱万丈な生涯において、窮地に陥った際や重大な決断を下す際に、いかに不動明王への信仰によって救われ、導かれてきたかを時系列で追える物語形式になってるんです。

とても芸術性の高いもので、最初に見た時はそんなストーリーも知らずに、美しさに惹かれ写真を撮りまくりました。。





まだ日本では女性が役者をやるとか許されない部分もあって、なんとアメリカに川上座の一員として渡ります。

相当苦労したみたいです。

その後ロンドンやパリで公演を行い、パリ万博でその妖艶な悲劇の演技が大絶賛されます。

ブログのアール・ヌーヴォーを語った時にも書かせてもらったパリ万博。

浮世絵など日本の凄さが世界に広まり、ジャポニズムというムーブメントが起こったパリ万博の第5回目、1900年に登場して「サダヤッコ」旋風が起こります。





これはライセンス契約した着物販売の当時の広告です。

貞奴ブランドの着物や香水、お菓子などがフランスで販売されていました。






こちらはなんとあのパブロ・ピカソが19歳の時に舞台で踊る貞奴を見てスケッチしたものです。

当時の影響力がうかがい知れますね。





写真は僕のお気に入りの場所、本堂からの眺めです。


貞奴ですが、その後帰国します。

日本の演劇界を発展させるために「帝国女優養成所」を設立。後進の育成に力を注ぎます。

そして1911年に夫・音二郎が急逝。

1917年の公演を最後に「私は音二郎の妻として生まれ、女優としては音二郎とともに死んだのです」と言い残し、46歳で舞台を引退しました。



100年前と現代を行ったり来たりする内容で、うまく纏められませんがすいません。。

狛犬ですが、獅子というよりちゃんと犬。

下に書いてあるのは、松竹キネマ株式會社 (現在の松竹の映画部門の前身)。

日本の演劇・映画界を代表する大企業の基盤を作った実の双子の兄弟、白井松次郎」と「大谷竹次郎」の名前があります。

因みに、彼らの名前から一文字ずつ取って「松竹」という社名が生まれました。





貞照寺は芸能の神として崇められ、多くの芸能人が訪れるんですよ。


貞奴の歴史に戻ります。

幼馴染であり、のちに「電力王」と呼ばれる福澤桃介の事業を支えるパートナーとなります。

福澤桃介さんは、福沢諭吉の娘婿。

木曽川に大井ダムを作って電力供給に力を入れたり。日本の為に貢献した人で、まあ大金持ちです。







2人は名古屋市東区に建てた和洋折衷の邸宅(現在の「川上貞奴邸・二葉館」)で共に暮らし、社交界の中心として活躍しました。

どういうこと?ってなるよねえ。要はめかけさん、愛人ってことです。

1920年、その愛人と暮らす為にとんでもない豪邸を建てます。

福澤桃介は木曽川の電力開発事業の本拠地として名古屋を選びました。

写真は10年前に僕が行った時に撮ったものです。





その豪邸内に飾られてる絵。

このアール・ヌーヴォー調で描かれた絵はなんと、アルフレード・ミュラーによって描かれた1900年パリ万博の川上貞奴公演ポスターのレプリカなんです。





文化のみち二葉館は入場料200円で入れます。カフェもあり、白壁マダムたちの憩いの場になってます。。

せっかくの豪邸もチャラい男のせいで台無し。。

これも10年前の写真です。





2人の幸せな時は終わりを迎えます。

1932年に桃介は引退します。事業を息子に譲り、東京の妻の元へ帰ります。

その翌年、1933年に貞奴は全私財を投じて、貞照寺を創建し、自らも入山(出家)します。

一大決心だったんですかねえ。立場や引き際をわきまえた、大人な別れだったと思います。






貞照寺本堂から奥へ向かうと、池があったり自然豊かな細道が続きます。

その脇には子育水子地蔵尊の群生があり、その写真です。

世の女性の哀しみや苦難にも深く寄り添った貞奴が開創したお寺だからこそ、この静かな奥の地で多くの人々の切実な祈りや供養を受け止める場所となっています。

1938年、桃介は亡くなります。

貞照寺の別名「「金剛山桃光院」の「桃」は、桃介から取られたものです。

まだ愛があったんでしょうね。。。

1946年、享年74で貞奴も亡くなりました。





さらに奥へ向かうと、とても静かな場所に貞奴のお墓があります。

本人の希望でここに眠っています。

とても神聖さを感じる場所です。





お墓の前には、それは美しい観音像が立っています。

その観音像が向いている方向に大井ダムがあり、大井ダムを見守っています。

いつも寺院に行っても手も合わせないバチ当たりな僕ですが、ここでは手を合わせずにはいられません。

以上、簡潔に書きましたが、貞照寺を紹介しようとすると、貞奴さんに触れずには語れないんですよ。。。

全然関係ないけど、三輪さんのご冥福もお祈りします。




タトゥー





カラスの続きです。

肘上、般若の背景を進めています。




内側も進め、カラスの背景も少し手をつけました。

ありがとうございました。





ポップなワンポイントいっぱいの方。隙間埋め、続きです。

肘近くに、弾痕を入れました。

星や音符も入りました。





羽根飾りも入れました。

漢字で「大和の心」と入ってますが、これはまだお客さんがポップに目覚める前、2015年に入れさせて頂いたものです。

ありがとうございました。





こちらもポップなものを入れてる方。

ホルスの目です。

だいぶ腫れてますが、こちらの方は肌が弱いので無理に入れるとケロイドになりそうなので、完治するとまっ黒では無い状態でやめています。

ご近所さんなので、また直させてもらうことになってます。





ホルスにフィルム貼ってからになりましたが、コウモリも入れました。

白い方なので、色が綺麗に出ます。

ありがとうございました。





ホクロ、2つです。

こちらの方は昨年もホクロを入れに来られました。

こんな数秒で終わるものも、最低料金で1万円しちゃって申し訳ないんですが、アートメイクよりは安いのかな。。

ありがとうございました。






ホルスの方がすぐに来てくれました。

隙間を埋めるように、ヤドクガエルを入れました。

ヤドクガエルって、凄いいっぱい種類がいますが、どれも綺麗ですよねえ。






さらに前回入れたコウモリの上にペンギンです。

色は任せてもらって、ピングーの妹、ピンガのイメージで色を入れました。

意外だけどペンギン、初めて彫ったかも。

ありがとうございました。






美人画、続きです。

花魁では無いですよ。その辺の町娘って設定です。






先にガネーシャが入ってて、どうしようか悩んだ結果、台座の蓮を豪華に入れて髪飾りみたいに見えるようにデザインしました。

ありがとうございました。





軍鶏、続きです。

茶色が入り始めました。





背景も同時進行してます。

なんかシャモって初めて彫るし、ニワトリも人気無い。

シャモは闘鶏で殺されたり扱いが悪く可哀想なので、堂々として凛々しい姿でイメージしてデザインしました。



また高山土産を頂きました。

ご飯に乗せて食べたら、メチャ美味しかったです。

ありがとうございました。





これも初めて彫った、バクです。

動物のバクではなく、中国の伝承から日本に伝わった幻獣(聖獣)です。

隣には他で入れられたタトゥーが入ってました。

どこに入れたかわかりにくいですよねえ?






こちらの方は初めて来られた、身長180cmオーバーの女性の方でした。

バスケットボールプレイヤーだそうです。足が長い!

バクは「人の悪夢を食べる」という信仰が有名ですが、そこから魔除けの意味もあってお寺の彫り物でも見かけます。

こちらの方はよく悪夢を見るそうで、それで選んだそうですよ。。

ありがとうございました。




おまけ





今回もレコード関係のお宝紹介です。

レコード盤の上に乗ってるのは、「Vinyl Killer」っていうレコード盤の上を走るレコードプレーヤーなんです。

アンテナみたいなのがスイッチです。

レコードを保管しているのが屋外用物置なのでプレーヤーが無く、ちょっと聴いて確認したい時とかに使ってました。

可愛いでしょ?



そして車の上には、東洋のテクノ・ゴット、ケン・イシイさんのサインが入ってます。

98年って書いてありますね。28年前です。

僕がレコード屋時代にレコードメーカーさんに貰ったノベルティだと思います。

背景にCD棚が写ってますが、レコードだけじゃ無くてCDもいっぱい持ってるので、これらもそのうち断捨離しないとと思ってます。。

CDプレーヤーも物置に置きっぱなしだけど、動くのかなあ。。